2011年12月アーカイブ

ミッション144号

ミッション144号Contents

◆2011年度派遣式開催!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2011年度派遣者

もっと知りたいMDGs「目標5・妊産婦の健康の改善」
                                カンボジア・コンポンルアン水上村・・・・篠田正司

◆カンボジアからの手紙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 浅野美幸

◆東ティモールからの手紙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 深堀夢衣

◆JLMM GOSPEL チャリティーコンサートのお知らせ・・・・・・・ 事務局

◆東日本大震災 被災地ボランティア募集中!・・・・・・・・・・・・事務局

目標5:妊産婦の健康の改善 -144

特別企画「もっと知りたいMDGs」の5回目として、MDGsの8つの目標の一つでもある「妊産婦の健康改善」について水上村で行われている母子保健プログラムを紹介します。

京都教区唐崎教会 篠田正司

<母子保健プログラム>
 コンポンルアンの水上村には陸地にあるものはなんでもあります。もちろん病院もありますが、水上村では「健康センター」と呼ばれています。しかし、水上村の7割をも占めるベトナム人の利用者は少ししかいませんでした。それはスタッフがカンボジア(クメール)人のみなので言葉の壁があったり、乾季には湖の水位がさがり健康センターは水上から遠く離れた陸地になってしまう交通事情があるからです。その結果健康センターが何をしている所なのかも知らないベトナム人は多かったのです。そこで健康センターで何が行われ、それがどんなに必要なのかを理解してもらう為に健康センターの医師を雇い、無料診療所を設置するプログラムを1年前に始めました。
144_01 もちろん全ての病人に呼びかけていきたいのですが今回は特に乳幼児を含む妊婦さんを対象とし、医師も産婦人科医を雇いました。その理由としては水上村では乳幼児の命が日本では考えられないようなことで失われてしまうからです。
 水上村ではほとんどの出産は自宅の船で行われます。命がけの出産です。順調に行えればいいのですが、未熟児のように日本だと生まれてすぐに特別な処置が施されるような場合でも自宅で出産を行わざるを得ません。ちょっとしたアクシデントが命取りになります。もちろんお母さんにとっても同じことが言えます。妊娠中も大きなお腹での水上生活は大変なので体力的にも精神的にも負担は大きくなります。
 その他にもお母さんの間違った知識や衛生管理により子どもが下痢による脱水症状になったり、防げる病気が防げなかったりします。このことも子どもにとってみたら命に関わる大問題なのです。そんな子ども達の命が失われずにすむように母子保健プログラムを始めました。
 具体的には健康センターが休みの土日に1日2時間の診療を識字教室を借りて行いました。もちろん通訳付きです。そこで、妊婦さんや乳幼児に対しての健康センターで行われているような健康診断、母子手帳の配布、鉄分やビタミンの薬の提供などを行いました。さらに月1度、予防接種とワークショップを行いました。
144_02 予防接種は今まではカンボジア(クメール)人居住地域でしか行われていませんでした。それをベトナム人居住地域でも行うことによって今まで予防接種の存在を知らなかった人たちも利用することができました。予防接種で防止できる病気は発症してしまうと重症になってしまう可能性のある病気なので、これだけでも多くの命を救えたと思います。

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