カンボジアの床屋に挑戦!

私の田舎の家の大家さんは、床屋さんをしながら、たまに兵士の仕事をしています。 レーダーなどを傍受する、空軍の兵士なのですが、以前床屋の職業訓練を受け、それで兵士の仕事の無い暇なときに床屋をしているわけです。

床屋さんにはそこそこお客さんがやって来るのですが、遊び人の大家さんは遊び人なので、サッカーとか、釣りとかに行ってしまい、お客さんが待ちぼうけをくらうこともしょっちゅうです。
もししっかり床屋をしていれば、兵士の給料よりもずっと収入を得られるはずですが、『遊び人であること』は、42歳の大家さんの哲学なのでしょう。

そんな遊びほうけてばかりいる大家さんですので、床屋の腕もたいしたことはないだろうと敬遠して、髪を切ってもらうことを敬遠していた私だったのですが、あまりにも髪が長くなって邪魔になったので、思い切って散髪を頼んでみました。
大家さんの床屋は、カンボジアの道端で見かけるような、『道端床屋』とでもいうような、イスが1つとはさみだけのような床屋よりはちょっとグレードが良く、そこに大きな鏡と、後ろ髪も見られるように、天井にとりつけてある小さな鏡がついた床屋です。
値段は大人が1500リエル(45円)、子どもが500リエル(15円)と、カンボジアの標準価格です。
ちなみに私が以前通っていた首都プノンペンの床屋さんは、4000リエル(120円)で、ちょっといいお店です。

P8180040.jpg

どちらも緊張している、髪きりバトル

髪をどういう風に切ってもらうかということは、日本でも伝えるのが難しく緊張するものですが、言葉がおぼつかない異国の地でしたので、絵を描きながら、詳しく時間をかけて大家さんに説明しました。
説明し終えると、大家さんは一言、「うーん、全然自信が無い。まさやのヘアスタイルをくずしてしまうことになるだろうけれど、泣くなよ」と言い放ちました。そんな正直な言葉を聞いて、私は彼に全てを委ねたのでした。

髪を切り始めると、妙におしゃべりになる大家さん。自信が無い証拠でしょう。
髪を切っているうちに、大家さんの体に大量の汗が噴き出してきました。やはり自信がないようです。
「手が震える」と、泣き言を言い始めました。
そんな大家さんの様子を見ていて、私も緊張し、大量の汗をかいてしまいます。
大家さんの奥さんはそんな様子を楽しそうに写真にとっています。

「いつもよりも時間がかかった。」と、15分で髪を切り終え、その後に髭剃りのサービスをしてくれました。出来栄えは上々。私が時間をかけて説明した髪形とはかけ離れたものになりましたが、それでもきれいに切ってくれました。
ただ、どんなに説得しても聞き入れてくれなかった後ろ髪は、まっすぐにチョキンと切りそろえられ、
「これがカンボジアの髪型だから文句言うな」と叱られる始末で、その点だけが腑に落ちませんでしたが。

「じゃあお勘定」というと、「まさやからはお金をとれない」というので、ありがたくタダで切ってもらいました。
でもそれからというもの、タダに味をしめて何回も切ってもらっていたら、いつのまにかお金を払うことになってしまいましたが...。

みなさんがカンボジアにいらしたときは、是非こちらで髪を切ってみてください。
5分もしないうちに、素敵な髪にしてくれるでしょう!

 P8180044.jpg頼りなげな顔で、汗びっしょりの大家さん P8180050.jpg髪を切り終え、髪をクシでとく、満足げな大家さん P8180059.jpg満足にしあがり、OKサインを出す私

このブログ記事について

このページは、jlmmが2007年11月10日 16:18に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「トッカエ 2」です。

次のブログ記事は「怪魚現る!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 5.12