2007年10月アーカイブ

トッカエ 2

そんなトッカエが、ある日ひょこっと、田舎の私のうちにやってきたのです。
私の部屋がある2階の屋根に住み着き始めました。
そして、しょっちゅう鳴くのです。そのうるさいこと、うるさいこと。
夜その鳴き声に起こされることもしばしばでした。
大家さんに文句を言いに行きました。
「ちょっとおれの部屋にトッカエがいてうるさいんだけど。なんとか退治できないかな。」


「まさやがプノンペン(カンボジアの首都)に帰ってる時は鳴かないんだけどね。まさやが好きなんじゃない?」
「おれは好きじゃないから退治してよ。」
「でも、トッカエがいるおかげでスズメがいなくなったでしょ。追い出すのはもったいないよ。」

そう言われてみれば、以前あれだけ悩まされていたスズメ(2月のホットニュース『スズメ革命』参照)が、
トッカエが来てからというもの、トンといなくなりました。
どうやらトッカエはスズメも食べてしまうそうで、スズメは恐がって近寄ってこないそうです。
スズメがいなくなったことに気づいてからは、私はトッカエが大好きになり、鳴き声も気にならなくなりました。

さて、そんな愛するトッカエですが、私の部屋にいて、すごく近くから音がするのに、やはり姿は見えません。
やっと姿を見れたのは、昨日のこと。大家さんの子どもが「見つけた!」と知らせに来てくれたのです。
そして初めてカメラにその姿を収めることが出来たのです!

 

飛んでいる虫を狙っているトッカエ

飛んでいる虫を狙っているトッカエ

トッカエ 1

私がカンボジアに来て間もない頃、
近所からよく鳴き声が聞こえてきていました。
外からなのに、すごくよく響く音はこんな風に聞こえます。
「トッ カエー トッ カエー...」(『トッ』の部分が強い)。

私はその鳴き声の質、回数の多さ、声量の大きさから、鳥の鳴き声だと思っていました。
日本のニュースでたまに見る、鳴き声の長さを競うような種類の鶏かと想像していました。

ある日、カンボジア語の授業を受けている時、ふと先生に尋ねてみました。
「近所から不思議な鳴き声がするんだけど、あれは何ですかね?」
「どんな鳴き声?」
「トッ カエ トッ カエと、何度か鳴きます。」
「ああ、それはトッカエというのよ。ここにトッカエのぬいぐるみがあるわ。」
鳴き声がそのまま名前になっているのも驚きでしたが、もっと驚いたのは、先生が見せてくれたぬいぐるみは、「とかげ」だったのです。

「先生、それはとかげです。とかげではなく、鳥ですよ。」
「その鳴き声は鳥じゃなくて、とかげなのよ。」
「ええ〜!?」
半信半疑でしたが、いろんな人に尋ねたところ、その鳴き声は紛れもなくとかげのものでした。
とかげがあんな大きな鳴き声で鳴くとは知りませんでした。

トッカエの姿

トッカエの姿 写真中央下の、闇に光る赤い目がトッカエの目。

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