2006年2月アーカイブ

 お祭りの期間中、村には盆祭り会場のような場所ができます。村人はだいたいそこに集っていますが、夜になると伝統舞踊で新年の喜びを表現します。一番遅いときは朝4時まで踊っていました。村人のエネルギーにはいつも驚かされます。
 トボー(霊的指導者)は他のラフ村も訪問して新年が明けたことを共に祝います。同じように別の村からもポンパー村に訪問者がやってきました。おもしろいことに会話や食事を一緒にする、というより、踊って一緒に祝うのがラフ族のやり方なのでしょうか。一緒に踊るために村に来て、踊り終わると帰っていきました。
まず、ポンパー村のトボーや踊り子たちが訪問者を太鼓と踊りで出迎えます。

 

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トボー(青色のズボン)は踊りでも中心的な存在

訪問者は村の女性たちによって手に水をかけられ清めてくれますので(写真2)、それから待ち構える踊り子たちと合流します。最後には一緒に踊り、新年が明けたことを喜び祝うのです(写真3)。

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写真2:別の村から訪問者がやってきます

 驚いたのは、村によって太鼓のリズムや踊り方が異なっていることです。つまり、それぞれ村独自の踊りがあるのです。お互いの踊りを披露して、踊りあいます。相手方の踊りになると、村人たちはなれないしぐさを見せ、苦笑しています。そんな村人の姿がなんとも可愛らしく見えました。それでも音楽と踊りが体に染みついているのでしょう、少し踊ればラフ族の人々はすぐになじみます。ラフ族の人々の遺伝子に組み込まれているものなのでしょうか。

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写真3:村人と訪問者全員が共に踊ります

 2月1日から12日までラフ族は新年のお祝いをします。日ごろからお世話になっているポンパー村のトボー(村の霊的指導者)の家の中はいつもと違う様子。神棚のようなものが竹で作られ、そこに御供え物が置いてあったのです。

 

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神棚

豚とバナナ、お餅がこのお家でのお供えものでした。豚はこの期間中、毎食料理されるので、ひたすら食べます。
 トボーの親戚が「おなかがすいた?」といいながら、神棚からお餅を取り出し食べさせてくれました。

 

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神棚からお餅を出してくれました

作って日が浅ければまだやわらかいのでそのまま食べられますが、何の味もありません。個人的に薄味が好きなので、そのままでも1個たいらげてしまいました。別の食べ方として薄切りにしてそれを油で揚げます。

 

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左からお餅、砂糖、油で揚げたお餅

砂糖につけて食べたら、実に美味!お餅の料理法にもいろいろあるのだなぁと村で知りました。新年のお祝い期間中、ラフ族の村に訪問する機会があれば、このお餅にトライしてみてください。

ポンパー村の新婚さん

昨年12月にチェンマイ・ダイサック(チェンマイ教区社会活動センター)にあるラフ族デスクで働くナハーが結婚し、式に参列しました。

結婚式の写真

結婚式の写真。ナハーの実家 

 

相手はチャハーという青年です。結婚後、花婿は花嫁の実家に移り住むそうです。2人はどうしているでしょうか?1ヶ月ぶりに訪問しました。
 ナハーの家は部分的に改装されて、新しく新婚さんのお部屋がありました。そこでいつも2人は寝起きしていますが、いつも誰かが入って来たりとにぎやかなので、プライベートな空間はほとんどありません。それが村で生活することなのでしょう。
やはり、ナハーはすっかり若奥様になっていて、以前とは違う雰囲気が漂っていました。家事全般はもちろんのこと、力仕事もだんな様と一緒です。チャハーも力仕事はもちろん、親戚の子守りもしていて、よく赤ちゃんを抱えている姿を見かけました。
チャハーは結婚式のときは緊張していたのでしょう、寡黙な青年、というイメージが私にはあったのですが、今会えば、いつもニコニコしています。新婚さんの幸せパワーを私も分けてもらいました。

ナハーの料理

ソムタムを作る若奥様ナハー

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