「屋台プロジェクト」が走り出した!(カンボジア)

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カンボジアの首都プノンペン郊外、ステンミエンチェイ地区ゴミ集積場の一角から、ピカピカの屋台が動き出しました。
 この地区には、プノンペンのゴミが山積みされ、ゴミの山からリサイクル可能なものを拾い出し、現金化して生計をたてている人々が住んでいます。この地区の人々とJLMMが関わり始めたのが1998年。115世帯の子どもたちを対象に衛生教育・識字教育を実施してきました。今後2010年、ゴミ山閉鎖の計画に伴い、唯一の収入源を失う人々が、閉鎖後も生計を立てていけるよう、お菓子生産のトレーニングと屋台の貸し出しをおこなう「屋台プロジェクト」が企画され、住民の女性グループを中心に準備してきました。

屋台スタッフ 9月5日午前9時、「屋台プロジェクト」のオープニング式典がスタート。地域の僧侶とカトリック司祭によって、できたばかりの新品屋台が祝福され、トレーニングを受けた8名の男女が、アジア版クレープ「ロッティ」を焼き始めます。50名近くの招待客と住民が皆屋台を取り囲み、初めてのロッティの焼き上がりを待ちます。日差しと鉄板の熱さに耐えながら、屋台スタッフの焼き上げたできたてのロッティに、「美味しい!」の声が沸き起こりました。

 屋台のブランド名は「プチュアップ・クデイサンクム」。クメール語で「希望がつながる」という意味です。屋台が希望のシンボルとして街に繰り出し、人々の出会いとつながりの中で希望をつなげていく、そんな思いを込めました。

 現在7台の屋台が稼動中。小学校や縫製工場の前で、1日30から40枚のロッティが売れています。近日中にプノンペン市内にも進出予定です。今ゴミを拾って生活している人たちで、屋台の仕事の希望者も増えています。衛生・食品に関する講師も招き、トレーニングに励んでいます。お菓子商品開発には、今年7月に実施された「ニコラバレ・グループ 体験ボランティア」のボランティアさんが2週間滞在し、技術的な指導やアドバイスを受けました。
 目標は屋台100台。最初の20台は「フェリシモ地球村の基金」の助成を受け、徐々にその数を増やしています。
 
 今後も屋台スタッフの皆さんの生活の自立、「屋台プロジェクト」自体の経済的自立のために、当分の間支援が必要です。ゴミ山から始まった新たな道を歩もうとしている人々に、応援をよろしくお願いします。そしてぜひ一度、この美味しいロッティを味わいに、カンボジアを訪れてください!

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このページは、jlmmが2007年9月27日 15:00に書いたブログ記事です。

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